ブログ · 2026年10月21日 · 3 分で読めます
洋書を読んで英語を身につける、実践的な方法
読書で覚えた単語が定着する理由、自分のレベルに合う本の選び方、辞書を引くときと流すときの見極め、続けられる20分の習慣を紹介します。
読書は英語の学び方として遠回りに見えますが、実はかなり確実な方法です。教科書は単語を一度だけ、その単語を見せるために書かれた例文で紹介します。小説は同じ単語を20回、20の場面で見せてくれます。怒っている人、疲れている人、冗談を言っている人の口から。こうして文脈の中で何度も出会ううちに、単語は「日本語訳」ではなく「英語」になっていきます。
読書が効く理由
夢中になれる物語を読んでいると、よく使われる単語には、意識しなくても何度も出会います。文法が実際に働いているところも目にします。どう言えば質問が丁寧に聞こえるか、時制がどうやって回想場面を運ぶか、どの動詞にどの前置詞が続くか。誰も説明してくれませんが、ページを重ねるうちに、おかしな英語を「なんとなく変だ」と感じられるようになります。
ただし、これが起きるのは、読んでいる内容の大部分がわかるときだけです。一行ごとに辞書が必要なら、それは読書ではなく解読で、物語に引き込まれることもなくなります。
自分のレベルに合う本を選ぶ
目安になる数字があります。Hu and Nation(2000)によると、助けなしで物語を楽に追うには、ページの単語の約98パーセントを知っている必要がありました。高く聞こえますが、知らない単語はおよそ50語に1語ということです。一般的なページなら新しい単語は5、6個で、ちょうどいい量です。
簡単な見分け方があります。候補の本を1ページ読んでみてください。10回以上止まるなら、その本はまた今度にしましょう。止まるのが2、3回で、それでも続きが気になるなら、それがあなたの本です。
最初の1冊に向いているのは、たとえば次のような本です。
- グレーデッド・リーダー。レベルごとに使う語彙を絞って書かれた本です。
- 日本語で読んだことのある本。単語がわからなくても、あらすじが助けてくれます。
- 文章がやさしい古典。たとえば『不思議の国のアリス』、イソップ寓話、シャーロック・ホームズの物語。どれもProject Gutenbergで無料で読めます。
引く回数は少なく、引くときは丁寧に
知らない単語を全部調べるのは、本を楽しめなくなるいちばんの近道です。文から推測できる単語や、話の流れを変えない単語は飛ばしましょう。何度も出てくる単語や、わからないと場面が理解できなくなる単語は調べます。
調べるときは、辞書の項目全体より、その文での意味のほうが大切です。「acknowledged」は「a truth universally acknowledged」と「she acknowledged the letter」では意味が違います。一般的な辞書は両方を載せて、どちらかを選ぶのはあなたに任せます。文を読んでくれる検索なら、作者がどちらの意味で使ったかを教えてくれます。

ハイライトから単語リストを作る
一度調べただけの単語は、すぐに忘れてしまいます。単語だけでなく文ごとハイライトしておけば、どう使われていたかを思い出せます。週に一度ハイライトを読み返し、自分のものにしたい単語を5、6個選びましょう。その単語を使って自分で文を作り、声に出してみます。この小さなひと手間は、二度と開かない100語の単語リストより効果があります。
1日20分の習慣
- 15分読む。1ページで調べる単語が数個で済むレベルの本を選びます。完璧を目指して読み返さず、先へ進みましょう。
- 3分でハイライトを見直す。文をもう一度読み、単語ごとに新しい文をひとつ作って声に出します。
- 2分聴く。読んだばかりのページを読み上げで再生し、目で追います。文のリズムを耳で聞くと、記憶に残りやすくなります。
1日20分なら、短い小説がおよそ月に1冊です。1年で、本12冊分の英語に文脈の中で出会うことになります。
Glosaの役割
Glosaは、こうした読み方のために作られたリーダーです。単語をダブルタップすると小さなカードが開き、その文での意味を日本語で表示します。熟語の一部ならそのことも添えます。単語ひとつではわからないときは、同じカードで文全体を翻訳できます。ハイライトには文がそのまま残り、Markdownで書き出して単語リストに使えます。読み上げはAppleの音声や自然な音声でページを読み、読んでいる文に印を付けるので、目で追いながら聴けます。